今回の予算での古民家リフォームでは、
躯体補強とその内部と一部外部に限られました。
そのため、トタン屋根は触らずにおります。
ここは、ご家族がご自身の手で塗装を
考えておられるそうで、それもまた逞しい。。。

https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00190obrtk.html

平屋の古民家でしたが、
大きな妻壁があったのを
皆さんはお気づきでしたでしょうか?

実はこの壁が平屋建ての躯体の外周部で、
その廻りに縁側の下屋屋根が取り巻いていて、
入母屋のような外観となっています。
その西側妻壁は、強い西日と風雨にさらされて、
さらに腐食が激しいために、再生しております。

この再生に使用した板材も、佐藤家のストック材。
板材の製材で出た端材を、
もらってストックしていたそうですが、
小屋の端で、その存在は忘れられていました。。。

杉板材厚9×600×600から350×450など約70枚。
この保管方法がまた優れていて、
一枚一枚に桟木を挟んで積んでありましたので、
腐ることもなく、反ることも、割れることもなく
良い状態で保管されておりました。

それを既存の妻壁の板材を補修の上に
アスファルトルーフィングを張って防水、
その上から、その杉板材をランダムに張る方法の
シェイク張りで張っております。

この辺りのランダム度合いは、
監督さん、大工さんとLINEでやり取りしながら、
良い雰囲気に仕上げていただきました。

この古民家を訪れる方々を出迎えるのは、
母屋でまず目に飛び込んでくる、
この杉シェイクの妻壁となります。

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  ・・・どうも、ありがとうございました。

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