私の設計業務環境では、まずスケッチによる検討と模型。
これが初期段階のベースであり、肝ですが、
その後は、2DCAD設計や3Dへ移行します。
現在ではこれに加えて、
BIM(Building Information Modeling)を取り入れながら、
基本設計での建て主への住まいの説明や
環境や空間の繋がりを表現しています。

番組でも紹介されました蔵の改修はこのように進めています
・・・というのが、通常の業務プロセスでありますが。。。

しかし番組では、そんな悠長な時間はありません・・・(;゚ロ゚)
まぁ、いつも時間がなくなるのはこの仕事の性ですが。。。

今回のポツンと一軒家の古民家リフォームでは、
現場を初めて見てから完成まで約4ヶ月あまり、
現場に入るまでは2ヶ月もありませんでした。

時間がないというのは、言い訳には使えますが、
これだけしかできないと諦めるか、
それなら効率的におこなう最大限の努力をするか、
それは、本人の人間力が試されます。

物件で13軒、出演回で16回目。。。
それなりの修羅場をくぐってきております。。。

今回は現況図面だけは、CAD図で描きましたが、
その後のやり取りは、
作業内容をコメントと資料で伝えて概算見積、
さらに調整を交えながら、契約と前後して現場へ突入。。。(;゚ロ゚)

この辺りは、静鉄ホームズの前身・片瀬建設時代から
20年来のお付き合いがあればこそ、でした。
静鉄ホームズさんの現場スタッフブログも注目です。

https://www.katase21.com/staffblog/topics-10650/

現場では、静鉄ホームズさんと打ち合わせをしながら、
とにかく、即検討して番組と確認しつつ、
即決して、現場への指示と
これまで以上のスピード感が求められました。

そうなると、いちいちMacを開いてはいられない・苦笑。
やはり、こういう時に役立つのは、自分の手。
スケッチ力がものをいいます。

現場をチェックしながら、いかにポイントを押さえて、
いかに、分かりやすいスケッチを
凍えた手で伝えるか。。。(;゚ロ゚)

まさに、ご家族が持っておられるような
人間力が試される現場でした。

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  ・・・どうも、ありがとうございました。

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