下から生え出たような壁...仲摩邦彦建築設計事務所
投稿日:2013年12月14日土曜日 16時15分27秒
投稿者:仲摩邦彦建築設計事務所 カテゴリー: 酒楽和華 清乃
線路沿いの、
細長い、三角形の敷地に建つ、
店舗+二世帯住宅、酒楽和華 清乃...。
住宅部分の、
しっとりとした白い壁とは対照的に、
1階店舗部分の壁は、
あえて、ざらついた質感を出しています...。
この壁は、
コンクリートを打つ時の型枠に、
木の板を加工して使うことで、
出来上がった壁の表面に、
わざと、木目のあとを付けています...。
上の階の壁は、遠くから見て、
美しく目立つことを意図していますが、
下の階の壁は、店舗を訪れる方が、
近くに寄ってみてはじめて、
おやっ、という感じでわかるような、
微妙な質感をねらっています...。
この飲食店の、
手作りにこだわるポリシーを表現しつつ、
浮遊感を持った、
真っ白な立体である部分に対して、
下から生え出たような、
重い質感を持たせることで、
上下の階を対比させることも意図しました...。
そして、さらに...。
木の板を型枠として使い、
木目を転写した外壁に対して、
店舗の中の壁は、
木の板そのものを壁に張っています...。
内部と外部は、
ちょうど反転したような材料で出来ています...。
ネガとポジのような関係です...。
建築の内と外、
用途の違う上下の階...。
それぞれを微妙に仕上げを変えながら、
関連づけて、
一つのストーリーをつくりたいと考えました...。
仲摩邦彦建築設計事務所
細長い、三角形の敷地に建つ、
店舗+二世帯住宅、酒楽和華 清乃...。
住宅部分の、
しっとりとした白い壁とは対照的に、
1階店舗部分の壁は、
あえて、ざらついた質感を出しています...。
この壁は、
コンクリートを打つ時の型枠に、
木の板を加工して使うことで、
出来上がった壁の表面に、
わざと、木目のあとを付けています...。
上の階の壁は、遠くから見て、
美しく目立つことを意図していますが、
下の階の壁は、店舗を訪れる方が、
近くに寄ってみてはじめて、
おやっ、という感じでわかるような、
微妙な質感をねらっています...。
この飲食店の、
手作りにこだわるポリシーを表現しつつ、
浮遊感を持った、
真っ白な立体である部分に対して、
下から生え出たような、
重い質感を持たせることで、
上下の階を対比させることも意図しました...。
そして、さらに...。
木の板を型枠として使い、
木目を転写した外壁に対して、
店舗の中の壁は、
木の板そのものを壁に張っています...。
内部と外部は、
ちょうど反転したような材料で出来ています...。
ネガとポジのような関係です...。
建築の内と外、
用途の違う上下の階...。
それぞれを微妙に仕上げを変えながら、
関連づけて、
一つのストーリーをつくりたいと考えました...。
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