甥の結婚式
投稿日:2011年07月19日火曜日 21時08分35秒
投稿者:遠藤知世吉・建築設計工房 カテゴリー: General
震災1ヵ月と1週間後に都内で甥の結婚式があった。当時新幹線は福島県内が復旧するかどうかギリギリのところ。親族と相談し往復の交通手段は高速バスということにした。小生、ここ数年姪甥の結婚式で親族の話題をさらっているため、姉兄は少し警戒気味である。福島市に住んでいるのは自分だけ。実家の街経由のバスもあったのだが、時間が合わず往復とも単身になる。前日都内ホテルで一泊。夜昔話に花が咲き今まで聴いたことがない事実がどんどん話題にのぼる。姉兄の酔い具合が少し心配になるくらいであった。
式当日。身内だけの結婚式はアットホームでとても良かった。何より新婦。気さくで美人。僕は甥に「でかした!」と言った。さらに新婦の親族も素敵なのである。同年代の新婦のおじさんがいて、意気投合。昔話に花が咲く。「やっぱり つま恋 の拓郎は良かったよね」「拓郎は 人間なんて を2時間歌ったんですよね~」などと話していると、思わぬ人が入ってきた。「拓郎いいねぇ~。同じ歳なんだぁ・・・」と。新婦の父である。そこから3人は大盛り上がり。他の場所を圧倒する事になった。
しかし姉兄が恐れていた状態にはならず、披露宴はめでたく終了。我親族は僕より先に高速バスで帰途につく。僕は余裕を持ってのバス時間を選択。式終了時から3時間後に出発であった。
時間があったため、上野はアメ横に行くことにした。いつもお祭りみたいで、アメ横の雰囲気が好きなのである。ロッカーに荷物を預け、上野駅を出ると、「福島を助けよう!」との募金活動が行われていた。時間は15:00は過ぎていたと思う。「頑張れ東北」でなく「頑張れ福島」だった。少し聞いていると「TVでお馴染みの物真似軍団が福島のために立ち上がりました」と言う。しかし僕は彼らを知らない。
結婚式のため昼間から酔っ払っている小生。込み上げるを押さえきれなかった。
もちろんその時は礼服を着替えており、周りの人は僕がどうして酔っているかなど知るよしもない。涙しながら彼らの物真似の芸を見いる。僕は彼ら全員と泣きながら両手で握手をし、全部の募金箱にお金を入れてきた。そこに15分くらいは滞在したのだろうか・・。
その後そこを離れ、アメ横を散策。再び戻ると彼らはいなかった。
次の日不安になる。
不安にさせたのは結婚式の写真であった。最後に大酔っ払い風の2人の写真があった。僕と新婦のお父さんのツーショットである。撮った記憶がない。彼らはカメラに向かってピースをしながら肩を組んでいる。誰がこの写真を撮ったのだろう。もちろん新婦のお父さんとは初対面であることは言うまでもない。
もしかしたら物真似軍団の彼らは酔っ払いにからまれたと思ってないだろうか・・・。
僕はその写真を姉兄には見せまいと思った。
式当日。身内だけの結婚式はアットホームでとても良かった。何より新婦。気さくで美人。僕は甥に「でかした!」と言った。さらに新婦の親族も素敵なのである。同年代の新婦のおじさんがいて、意気投合。昔話に花が咲く。「やっぱり つま恋 の拓郎は良かったよね」「拓郎は 人間なんて を2時間歌ったんですよね~」などと話していると、思わぬ人が入ってきた。「拓郎いいねぇ~。同じ歳なんだぁ・・・」と。新婦の父である。そこから3人は大盛り上がり。他の場所を圧倒する事になった。
しかし姉兄が恐れていた状態にはならず、披露宴はめでたく終了。我親族は僕より先に高速バスで帰途につく。僕は余裕を持ってのバス時間を選択。式終了時から3時間後に出発であった。
時間があったため、上野はアメ横に行くことにした。いつもお祭りみたいで、アメ横の雰囲気が好きなのである。ロッカーに荷物を預け、上野駅を出ると、「福島を助けよう!」との募金活動が行われていた。時間は15:00は過ぎていたと思う。「頑張れ東北」でなく「頑張れ福島」だった。少し聞いていると「TVでお馴染みの物真似軍団が福島のために立ち上がりました」と言う。しかし僕は彼らを知らない。
結婚式のため昼間から酔っ払っている小生。込み上げるを押さえきれなかった。
もちろんその時は礼服を着替えており、周りの人は僕がどうして酔っているかなど知るよしもない。涙しながら彼らの物真似の芸を見いる。僕は彼ら全員と泣きながら両手で握手をし、全部の募金箱にお金を入れてきた。そこに15分くらいは滞在したのだろうか・・。
その後そこを離れ、アメ横を散策。再び戻ると彼らはいなかった。
次の日不安になる。
不安にさせたのは結婚式の写真であった。最後に大酔っ払い風の2人の写真があった。僕と新婦のお父さんのツーショットである。撮った記憶がない。彼らはカメラに向かってピースをしながら肩を組んでいる。誰がこの写真を撮ったのだろう。もちろん新婦のお父さんとは初対面であることは言うまでもない。
もしかしたら物真似軍団の彼らは酔っ払いにからまれたと思ってないだろうか・・・。
僕はその写真を姉兄には見せまいと思った。
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