旅に出たいと思った。

 春、友人と格安インドの旅(\10万以内)を計画。切れていたパスポートも定額給付金で取得。図書館から4冊の本を借り、返却予定日を2週間超えるほどインドについて研究、行く気満々でした。しかし新型インフルエンザ発生等によりあえなく無期延期状態。本来であればこの時期、出発予定でした。

 それを悲しむように今日も雨が降ります。

 しかしインフルエンザはさしたる理由ではありません。一番の原因は訪問都市の意見の相違。友人も建築設計者。彼はインド建築を堪能したい、しかし僕はガンガー(ガンジス川)での人の営みに触れたい。ガンガーで死者を葬っている下流で沐浴、その下流で洗濯。その空気はどんなのだろうと思ってしまいました。そのためには夜行列車で1泊、最低でも往復2泊余計にかかり、二人の思い実現には最低8日必要となります。この時期それほど事務所を空けることができないということになり、あえなく今回は断念。

 インドとエンドーは似てることもあり、娘には幼少の頃から「お母さんと別れたらインドに行くから、その時は一緒に行こう」と言ってきました。

 それほどインドにおける思いは強く、今年後半のスケジュール表を眺めるこの頃です。家神は「インドは逃げていかないから・・」と言ってますが。
建築を志す若人が世界一周の旅に出た!との報を聞き、ますます心はゆれるばかりです。