今年1月アメリカ合衆国初、黒人大統領が誕生した。
バラク・オバマ。
彼は言う「合衆国の真髄は希望にある」と。昨年から彼の演説を聞き感動。米国人になりたいと感じたほどだった。

 アメリカは独立して230年そこそこの若い国であり、その建国の理念が明確である。一方、日本は困ってしまう。日本の真髄とはなんだろうか・・。アメリカの10倍近い歴史を重ねる間に、それが何なのか分からなくなっている。

 しかし思いだしてみよう。我々モンゴロイドは大陸からマンモスを追いかけ、樺太などを通りやって来たではないか。
きっと大陸で食料不足となり絶望。未来の幸福を求め、この地にたどりついたのであろう。さらに僕らの仲間はさらに北方の現ベーリング海を通り、アラスカ、アメリカ大陸を渡り南米にまで到達している。

 彼らのエネルギーも「希望」であろう。
もしかしたら人類進化の根源は希望にあるのかも知れない・・。

 建築を職とする身。
もし今、「良い建築はなんですか?」と問われれば、「希望を持てる建築・家です」・・と。

 今晩は長い夜になりそうである。