2011年 8月の記事一覧

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11年08月22日 09時00分00秒
Posted by: odada2
こんどは 電車のロングシートです。シートの両端についている肘掛が気になっています。昔は 肘掛だけがつけてありましたが ちょっと前までは この写真(相模鉄道8000系)のように 肘掛パイプ(あるいはパネル)+ガードパイプが一般的でした。
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このところ 新しい電車は みんな 肩まで一体の「ガードパネル」になりました。(写真 みなとみらい線Y500系)
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視覚的には圧迫感があって 窮屈そうな感じがしますが みなさんもご存知のように「寄りかかれ感」「守られ感」「フィット感」があって とても居心地のいい席になっています。ここで 読書・居眠りをするのが快適で この座席を確保できるとうれしくなります。ロングシートの一人当たりの座席幅をmm単位で拡げる努力を続けているなかで ちょっと抵抗がありそうなこのデザインに変えるためには 多くの議論と検証を重ねたのだろうなと思います。(ちなみに このパネル 測ってみたら 厚みが4㎝ 窪みの深さも4㎝でした。諸条件の最適値ということになるのでしょうが この数値を決めるまで どのくらい考えるのでしょうか)
11年08月18日 09時00分00秒
Posted by: odada2
娘に 『父の日のプレゼント「戦艦大和」と「航空母艦赤城』の2種類あるけど どっちがいい?』と聞かれて なんのことかと思ったらダイヤブロックの「カワダ」から出ている「ナノブロック」という『とことん 作品の完成度を追求できる』超ミニサイズブロックで「お父さんが好きそうなのがあったから プレゼントしてあげる」という話でした。プラモデルは やらないのでわかりませんが「プラモデルのハセガワ監修」だそうです。「戦艦大和」は 艦橋・主砲をはじめ 複雑な構造物がありますから ブロックでもなんとか形になりそうですが 真っ平らな飛行甲板の航空母艦は ブロックでは様にならないだろうと 「航空母艦赤城」を見てみたくなり お願いしました。夏休みにじっくり組み立てようと 愉しみに取っておきましたが いよいよやってみたら 楽しい!うれしい!すばらしい!「夏休みの自由研究」になりました。
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ブロックで形をつくるというのは こういうことかと「目からウロコ」でした。こういうデザイナーがいるのですね~。いや~ すごい!!
11年08月15日 09時00分00秒
Posted by: odada2
すばらしい写真があります。2009年6月11日 読売新聞朝刊の全面広告として掲載された 三井本館80周年記念の三井不動産の企業広告に使われたこの写真です。三井財閥が 関東大震災の復興をめざし 当時の最新技術をつぎ込んで 東京丸の内に建設中の三井本館(昭和4年竣工)の工事にたずさわっている人たちです。
「ずっと残っていくものには 思いが込められている。そこにたずさわった人たちの 熱い思いが込められている・・・」と語りかける言葉が添えられています。
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この写真を撮ろうと思った人の「工事にたずさわる人たち全員の思いを残したい」「一人たりともはずすわけにはいかない」という気迫が感じられますし こちらを見つめるこの大勢の人たちの「工事にたずさわる誇り」「託された技術・技能の自負」「やりとげる強い意志」が「熱さ」となって伝わってくる とてもすばらしい一枚です。古い建物を見るとき「近代化遺産」の写真を眺めるとき こういう「思い」を持った人たちがいて 同じような写真がきっとあるのだろうなと いつも思います。
 
11年08月11日 08時53分04秒
Posted by: odada2
古い建物を見てまわるのが とても好きです。なかでも 明治以降の近代建築には 歴史的建築物から ふつうの住宅まで その建物が建てられ使われた時代の空気・意識・生活を感じることができるので 心を揺らされるものがあります。そのような建物は 街中にあったり 公園として整備されていたりするので 仕事で移動中に眺めたり 散歩で接したり 休日にでかけて見学したりと 楽しんでいますが この本のおかげで 橋や鉄塔 灯台のような土木構造物にも 物語を想像しながら 目を向けるようになりました。
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写真家 増田彰久さんは 藤森照信さんとの「建築探偵」シリーズの写真で 日本の近代建築「西洋館」の魅力を伝えてくれましたが この本では ふだん見る機会のない「近代化遺産」のロマンを感じさせてくれます。「近代化遺産」とは「日本の近代化に貢献した産業・交通・土木の建築物」で 増田さんが「旧手宮機関庫」「旧士幌線アーチ橋群」「藤倉水源地堰堤」「尻屋崎灯台」等 いろいろな構造物を 美しい写真で紹介しています。造形的にも建築とは異なり 「機能によって形が決められ」「格調高い造形を生み出しているのは 美しく見せようという心ではなく」「ものを造る喜びや誇り」であると語ってくれます。実際に見たものは ひとつもありませんが 写真からその思いが十分伝わってくるようです。いつか その「場」に行ってみたいものです。 
11年08月08日 09時44分30秒
Posted by: odada2
このところ 出掛けると いろいろなデザイン(?)が気になります。「塔」「橋」に続いて こんどは「灯台」です。神奈川県三浦半島の突端 城ヶ島にある灯台の話です。『明治3年8月初點・大正15年8月震災改築』の『城ヶ島燈臺』(銘板記載)の他に2つありました。
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「城ヶ島灯台」上下同寸の円筒形のようですが それが普通なのかな?観光案内には「コンクリートの白い灯台」という表現になっていますが ていねいに全面モザイクタイルで仕上げられています。当時は 耐久性=タイルだったのでしょうね。島の反対側に「安房崎灯台」(昭和37年初点だそうです)があります。ユニークな形状だと思いますが 城ヶ島灯台の円筒形に合わせたのでしょうか。こちらも 全面 白いモザイクタイルです。最後が ごらんのように 楽しそうな「城ヶ島駐在所」です。(もちろん 灯台ではありません 念のため)造った人は 城ヶ島灯台のイメージを生かしたかったと思いますが いろいろあってのこの形なのかなと想像しました。「灯台守」(?)の駐在さん・ご家族は この灯台(?)をどう感じておられるのでしょう。

11年08月04日 09時00分00秒
Posted by: odada2
神奈川県は 藤沢市と横浜市の境 のどかな田園を流れるローカル河川 その名も「境川」。休日ののんびり散歩にぴったりの「涼感あふれる水辺の表情を楽しむ散策路」(相鉄おすすめ「駅から散歩」より)を歩いていると 「なんでこんなところに!?」優美な「鷺舞橋」が その名の通りの姿で現れます。
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ここ 県立境川遊水地公園の『ランドマーク』として設計された 人と自転車のための橋で 円弧を描いた橋桁を傾斜させた支柱からのケーブルで斜めに吊っている「片面吊り形式の曲線吊り橋」という世界でもめずらしい日本初の吊り橋だそうです。設計の目的が「ランドマーク」と「デザイン性」で 橋としての「合理性」「経済性」は求められなかったようですので 橋としてめずらしいのは当然かもしれません。でもこの「境川の水辺空間を生かした」「テニスコート・多目的グラウンド・野球場もある」「県立」公園は 造ることに意義があるよう事業のようで 行きかう人も自転車もなく(土曜日でしたが)
「鷺舞橋」は淋しそうでした。この公園が 「鷺舞公園」と呼ばれて愛され 多くの人が水辺で楽しみ 「鷺舞橋」をバックに記念写真を撮ったりしてくれるようになったらいいですね。
11年08月01日 09時00分00秒
Posted by: odada2
横浜3塔(キング・クイーン・ジャックの愛称がついています)の「ジャックの塔」です。今回の話は この塔の四隅から水平に突き出している「ツノ」のようなものは何だろう?という話です。ブログをやるようになってから そんなことも調べてみようと思うようになりました。結果としては たいした話にはなりませんでしたが・・・。
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この建物を管理している人に ただ『あれ』と聞いただけで 「あのツノみたいなのですね」「よく聞かれるんです」「あれに旗を吊るすそうです」「今は 旗を下げたことはありませんが 旗を掲揚した昔の写真がありますよ」と あっさり 答えが返ってきました。かろうじて「どうやって 旗を吊るすのですか?」と口を挟むと「筒状になっていて 旗を巻きつけた竿を中に通し 先端まで入ったら 竿を逆に廻して旗を降ろすしくみ」だそうです。よくわかりました。今度 図書館に行ったら「旗が掲揚された昔の晴れ姿」を探して見ます。愉しみが増えました。 
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