ほんとに あちこちに見掛ける鳥居ですが どんな思いを込めて 誰が建てたのでしょうか。先日 道端で出会った鉄製の鳥居の話です。神社の境内に建てられた正式(?)なものと違って 造った人が 自分の『鳥居のあるべき姿』にこだわって 心を込めて 大事に造っている姿が想像できて なんとなく ほほえましいです。
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鳥居の形式は いろいろあるようですが 鉄を使って造ろうとする時(どういう経緯があったのかも聞いてみたいですが・・・)鋼管を使っていますので 木の場合の丸太で造られた「神明鳥居」「鹿島鳥居」の形式に準ずる直線的なものになるはずと思います。が ごらんのように 丸太では必然性のない両端の「反り」を わざわざつけてあります。(その姿に まったく違和感はありません) 造った鍛冶屋さんにとって 1.反りがつくのが当然 2.反りがついた姿が美しい 3.鋼管を角度をつけて接合溶接するのが(さらにこの場合は 柱との3方向接合)「腕の見せ所」 どうなのか『造った人に会ってみたい(4)』です。