筋交いの位置
日本列島は地震列島と言われるほど地震が多く、家の耐震の関心も高い
ようですが、実際に話を伺っていると、間違って伝えられていて、その
まま覚えてしまう事により返って危険に晒されている事も少なく有りま
せん。その一例が筋交いは多いほど良いと思っている事です。筋交いは
地震の水平の力に有効で左右、前後の揺れに抵抗する力を持ちますが
筋交いが有る場所と量のバランスが問題です。一箇所に集中して有って
も家全体を支えきれる物でも無い事はちょっと考えると判りますが、
自分の家の事になると結構飛んでしまう事が有るようです。一箇所が強
くても他の場所が弱いと家がねじれて倒れてしまうと言う訳です。です
から全体のバランスを考えながらわざと筋交いを入れない事も有ります。
ようですが、実際に話を伺っていると、間違って伝えられていて、その
まま覚えてしまう事により返って危険に晒されている事も少なく有りま
せん。その一例が筋交いは多いほど良いと思っている事です。筋交いは
地震の水平の力に有効で左右、前後の揺れに抵抗する力を持ちますが
筋交いが有る場所と量のバランスが問題です。一箇所に集中して有って
も家全体を支えきれる物でも無い事はちょっと考えると判りますが、
自分の家の事になると結構飛んでしまう事が有るようです。一箇所が強
くても他の場所が弱いと家がねじれて倒れてしまうと言う訳です。です
から全体のバランスを考えながらわざと筋交いを入れない事も有ります。
Category: 設計
Posted by: shimasekkei
MaT wrote:
したがって、偏心があっても通常の1.5倍の筋違いを入れておけばOKという考え方もあります。
うまくバランスをとるか、バランスをあきらめて1.5倍にするか。どちらもありですが、とにかくきちんと注意をはらって設計することが重要ですね。
ただそれ以前に、木造では仕上げ材の耐力をみて、最初から必要量の2/3の筋交いでよい規定になっています。開口の多い建物ではこれも考慮して筋違いを割り増しすべきでしょう。