2015年 1月の記事一覧
実験目的と準備
板材に遮熱材を貼り、輻射熱(遠赤外線ストーブ)により加熱する。
遮熱材を熱源側にセットすることにより、板材温度は上がらないはずなので、その温度(サーモと接触の両者)を計測し確認する。
熱源がストーブ(比較的低温)のため、板材は温度が上がりやすいガルバリウム鋼板を使用した。
遠赤外線ストーブにて加熱
結果と考察
サーモグラフィによる温度は、放射エネルギーを見かけの温度に変換し表示している。
そのため、ヤカン実験では貼り付けた遮熱材部分はサーモでは低温だが、触ると熱いという現象が起こる。
今回の実験では、通常の板材温度がサーモで 72.2℃ 接触で 74.9℃、遮熱材を貼った板材はサーモで 36.9℃ 接触で 36.0℃という結果になった。
温度の測り方(サーモグラフィや接触温度計の当て方)により、誤差はあるとは思うが、熱源側に遮熱材を設ければ対象(今回は金属板材)自体は熱くならないということが実証された。
遮熱材、まだまだいろいろな可能性がありそうです。
今後もいろいろな実験をして可能性を広げていきます!
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昨年末にプレハブ事務所の遮熱工事を施工させていただきました。
お客さまの心配は、プレハブだと夏は当然暑く・冬はすごく寒い(特に足元の冷え)ということで、今回は内装仕上げまでお任せいただいたので、床・壁・天井の全てに遮熱材を入れさせていただきました。
施工前写真。仮設現場事務所で使われる一般的なプレハブ小屋。
壁・天井は木で下地胴縁を組みました。(これにより結露対策も兼ねています)
床は冬場の冷え込み対策で全面敷込み
床・壁・天井全てに遮熱
壁・天井は遮熱材を施工した上に更に木胴縁を設け、下地ボード張り
床は遮熱材の上にOAフロアー敷き
壁・天井はクロス張り仕上げ
床は塩ビタイル仕上げ
工事完了
年末はかなり冷え込む日が多かったのですが、窓から日が差すと熱が逃げていかず、今回工事では暖房器具は一切使用しませんでした。
日当たりが良いので、日中は上着を脱いで作業していたくらいです。
夏場は、屋根・外壁の外板がかなり熱くなりますが、室内にはその放射熱が入ってこないので、かなりエアコンが効く(省エネ効果)と思います。
事務所環境づくりのお手伝いをさせていただき、ありがとうございました。
今後も「快適な環境づくりが、ひいては社会環境・地球環境づくりになる」という理念のもとに皆さまのお手伝いをさせていただきます!
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