ここは敷地２１坪の土地に建つ木造住宅です。
建築面積は１１．５坪、延床面積は２３坪と決して大きくない、むしろ小さいほうに入るでしょう。
でも天井高６ｍの開放感は少しも狭さを感じさせません。
壁一面の本棚や床下収納が生活をしっかり支えているため、無駄な広さを必要としないともいえるでしょう。
上下で空気を循環させる仕掛けを作っているため、各階にドアがいらない一体空間にできるのも小さい家ならではのメリットといえるでしょう。

都会での生活で隅に追いやられるものの一つに庭があります。
狭い平地に密集して暮らす場合はやむを得ないのかもしれませんね。
手入れが大変とかいう理由も最近ではよく耳にします。
写真は木造住宅のリビングから半階上がったところにあるルーフガーデンです。
単なる屋上だとめったに使われることはないでしょうが、リビングから常に見えているため、庭のようにバーベキューをしたり、プールを持ち出して遊んだりなど多彩な用途に使われています。
周囲は壁で囲われ、他人の目を気にすることもなくプライベートスカイを楽しむことができるようです。
ここではお風呂からも出られる位置にあり、裸でデッキチェアーでビールということもできるでしょう。
家で一番お気に入りの空間だそうです。