先日、某所の社会福祉法人さんの建物の耐震診断を行いました。
こちらでは24時間、稼動しているので
工事に注意が必要です。

昭和52年の建物で、鉄筋コンクリートの4階建です。
横に長い建物で、長辺は窓が多く、シンプルな長方形でした。

鉄筋の探査は、今回は除外されていました。

コンクリートの強度試験と精密診断で行われました。

柱のスパンが大きく、心配されましたが
結果は、補強工事は必要ありませんでした。
設計の当初から、スパンを飛ばすことに留意されていたようで
柱のフープが100ピッチで入っていたり、廊下の内壁が
コンクリートだったりと、なんとか基準をクリア。
鉄筋探査を行わなかったので、図面通りに鉄筋が入っていれば
なんと、この建物は、一応の基準の建物といくことになりました。

当初の大方の予想に反し、意外にもしっかりした建物だとわかりました。

耐震補強工事は、色々な負担を強いるので
本当に良かったと思います。