2013年 5月の記事一覧

13年05月22日 17時03分45秒
Posted by: tenkoushya
住宅を建てる前に地盤調査を行うようになったのは、まだ最近のこと。
たぶん20年前なら、地質調査は行っていなかったと思います。しかも布基礎が主流を占めており、ベタ基礎で造られる建物自体、少なかったかもしれません。その理由しては、木造の建物はRCやS造の建物に比べ軽いので、地震に対しては負荷が少ないと考えられていたからです。つまり不同沈下に対する問題意識が、少なかったのでしょうね。

最近の施主は、ネットも含めて情報量が多いので、いろいろな事を良くご存知です。
材料なんかに関しては、下手をすると私より詳しい方も居るぐらいです。

ですから木造住宅でも、着工前に地質調査を行うことを、よく認識されています。
でも、万一、地盤が軟弱だったとき、どんな考え方で補強を行っているかを、知っている人は少ないのでは無いでしょうか。

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13年05月22日 16時52分31秒
Posted by: tenkoushya
エコの観点から、今、一押しの電球といえば、なんと言っても「LED電球」。
超寿命・低発熱が利点と言われ、今、この電球を使わないと、申し訳ないような気分にさせられる、国と電球製造メーカー一押しの品。でも新しく開発されたばかりの品ですから、その特徴を正しく知らない方も多く、私もあまり詳しく知らないひとりです。

例えば寿命のこと。
超寿命だと言われていますが、LED電球の寿命って、どうやって測っているかを知っている人は少ないと思います。

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13年05月22日 16時49分13秒
Posted by: tenkoushya
昨年秋に、計画案の作成をお手伝いさせていただいた、小田原市内のデイ・サービス施設が完成しました。オーナーから、「完成したから見に来てよ」と、ご連絡をいただき、早速行って来ました。

以前はコンビニだった店舗を、地域密着型のデイ・サービスを行いたいと考えて造られた建物。広い浴室は、サービスを受ける側も、提供する側にも楽な空間が確保され、トイレもゆったりとした車椅子対応型のトイレを二箇所設けています。
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休憩室や介護室も、快適な空間が確保されていました。

また小田急線栢山駅に近く、人通りも多い場所であることと、以前がコンビニだったために、道路に面した壁一面がガラス窓だったこともあり、街と繋がっている感じがします。勿論、視線の干渉や音や風を塞ぐ手立ては取られているので、その点は大丈夫。

昨日・今日と内覧会だったそうですが、地域のお年寄りが、たくさん遊びに来られていました。遠方の施設も良いですが、近くて良心的な施設なら、なお良いですよね。

高齢者施設を街や地域から遠ざけずに、触れ合える距離、親しめる場所にすることが、これからの施設には求められていると思います。この場所が、そんな施設になることを楽しみにしています。

帰りしなに、オーナーに言われました。
「次の施設も構想しているので、その時もまた連絡しますね!」と。
ありがたいです。

神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
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13年05月22日 16時43分31秒
Posted by: tenkoushya
「大黒柱のある家」は、仕上げ工事の真っ最中。
外部足場も解体され、建物がスッキリとその姿を現しております。
でも建物内部は、大勢の職方が所狭しと、おおわらわ!
小さな家の場合、大勢の職人さんたちが入ってくる仕上げ工事の時期は、交通整理が一番大事なのに、なんだか凄いことになっているような気が・・・・・・、大丈夫だろうか?

少なくても塗装工事や左官工事と言った埃を嫌う仕事の時は、他の職人さんたちと勝ち合わないようにしましょうね。

今日は建具屋さんの建具の吊り込み作業に、流し台を組み立てる職人さん。
外部では外構工事が行なわれていました。写真は、組み立て途中の流し台。
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13年05月22日 16時17分02秒
Posted by: tenkoushya
ネットで購入した900×600の大きさのダンボール板を利用して、計画中の建物の敷地作り。まずこのダンボール板を8枚使うので、少し乾燥させるべく机の上に広げておきます。その間に敷地の図面を印刷したり、カッターや定規などを準備します。

まず最初は、ダンボール板を半分にカットする作業。
この時、下に敷く大きなカッティング用の下敷きが無いので、多少傷ついても良い、木製の机の上でカットします。これで600×450の大きさの板が、16枚用意されたことになる。
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・・・・・・・と言うことで、今日の作業はここまで終了(笑)
このまま広げておき、月曜以降に続きの作業を行うとします。
ちなみに続けて作業しないのは、少し広げたままにしておき、乾燥させたい為。
なんか微妙に反ってるし・・・。

そんなこと気にしないで、ボンドでガンガン貼り付けてしまえばいいのだけど、この大きさだと一番下にベースとなる板を張ることが出来ないので、出来るだけ平らな状態で重ねていきたいのです。
では模型作業はここまでとして、夜の部は月曜の打ち合わせ資料作りを致しましょう。

こう言うとき、模型要員が居ると助かるのになぁ~~~。(←無いものねだり)

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13年05月22日 15時07分40秒
Posted by: tenkoushya
工事中の南足柄の家。
基礎の立ち上がりコンクリート部も打設を終え、場内は清掃され、基礎天端には墨も打たれている状態。月末に上棟を予定しているため、来週には土台を敷き、足場を組む作業が控えている。今は嵐の前の静けさと言った感じで、喧騒を目前に、ひっそりと鳴りを潜めたような雰囲気の現場。この静けさは、嫌いじゃない。
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13年05月22日 14時50分14秒
Posted by: tenkoushya
朝からの雨で涼しい一日・・・・・・と、書きたいところですが、蒸す。
トンでもなく蒸す。
思わず顔も、ムスッ!としてしまうぐらい蒸す。
・・・と、親父ギャグを言わなければならないほど蒸す。
いろんな意味で辛い。

この辛さを解消してくれる物は何でしょう?
キンキンに冷えたビールでしょうか。
それとも冷酒?
それともドライなマティーニでしょうか。
それともクラッシュアイスで飲むウォッカ。

むむむ、全部アルコールて言うのも、どうなんだろう?(笑)
まっ、これはこれで良しとして、これを建築的に考えれば単純明快に、【風を通す】ことだと思います。

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13年05月22日 14時43分45秒
Posted by: tenkoushya
家を建てる際に必要な手続きに、「建築確認申請」がある。
一昔前までは確認申請の認可業務は、管轄する行政庁で行なわれていたが、阪神・淡路震災以降、民間の検査機関が作られた。そのお陰で確認申請は遠くの行政庁まで行かずとも、近くの民間検査機関で認可が受けられるなとど言う、けっこう便利な使い方が出来るようになった。

また大きな声では言えないが、確認申請の認可業務が行政一本だった時は、確認申請を提出する設計事務所はゴミ同然。認可する行政庁は、神様みたいな暗黙の構図が出来上がっていた。だからどんなに理不尽な対応を取られても、喧嘩すると「江戸の敵を長崎で取られる」ようなことになり、何時まで経っても確認申請が下りない・・・・・・、なんてことがあったとか、無かったとか。
この辺りは私も実名で書いているので、そこは言葉を濁しておくが・・・(笑)

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13年05月22日 14時40分23秒
Posted by: tenkoushya
静岡県熱海市錦ヶ浦の崖に貼り付くように建てられた建物。
昔からこの建物を見ると、サイボーグ009に登場するギルモア博士の研究所を思い出す。
崖の横にへばり付くように建てられた秘密基地。
この基地の真下の海中から、009たちを乗せた飛行機みたいなものが飛び出す。
・・・・・あくまでもイメージですよ、イメージ。
009.jpg
でも、昔から実の建物を見るたびに、そう思い続けているのです、はい。


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13年05月22日 14時27分25秒
Posted by: tenkoushya
ヒューザーの耐震偽装事件で横浜地裁は、耐震性能が基準の64%しかないマンションの、確認申請を認可したとのことで、民間検査機関の「日本ERI」と設計事務所の両者に、14億800万円の支払いを命じる判決を下したそうな。

耐震性能が著しく低いマンションと知らずに購入した、善意の第三者である住人にとっては、何よりの判決でした。もっともこの先上告されることになれば、裁判はまだまだ続くかもしれませんが・・・。

またERIと設計事務所に、14億という高額な賠償額を支払う能力があるかと言うことも、気になるところです。なぜなら支払い能力が無ければ、マンション建て替えることは出来ません。つまり裁判に勝っても、実質的なマンションの建て直し費用が工面できないことに成り得るからです。まっ、ERIがそんな小さな会社だとは思えないので、その点は大丈夫なのかもしれませんが。

個人的にひとつ気になるのは、横浜市には責任が無いという判決に関して。
これ、以前、民間検査機関の「イーホームズ」が倒産したときの流れと似ていて、「民間には責任があるが、統括監理する行政庁には責任が無い」という図式と同じように見えるからです。

でも、確認申請の実務作業を民間検査機関に依頼したことがある建築士さんなら分かると思いますが、民間検査機関の対応に対して、行政は彼是と口出してきますよ。しかも重箱の隅を突付くようなしょーもない指摘内容が多く、建築の本質的な部分に関してはノータッチと言うような気がします。

今でこそ、大型建築物の確認申請の構造審査に関しては、別の専門機関で審査されますが、昔は民間・役所それぞれに所属する構造の専門家がチェックしていただけ。つまり民間検査機関で内容を審査した構造設計に関して、行政がダブルチェックするようなことはしていなかった筈。

でも、その他のチッチャイ部分の指摘だけはして、さも「行政も見てますからね~」と、民間検査機関や確認申請を提出する建築士に、みょーなアピールしていましたよね。それなのに横浜市には一切の責任が無いと言われると、少しだけ違和感を覚えます。今後の動向を見守りたいところです。

ちなみに今年も建築士賠償保険の契約更新の時期を迎えました。私は既に更新契約を済ませましたが、こう言う事も、これからは大切になっていく時代なのかもしれません。
施主にとっても、設計者にとってもね。

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13年05月22日 13時41分05秒
Posted by: tenkoushya
古い平屋建て住宅を一部増築するに先立ち、耐震診断を受けたい。また市から耐震診断費用の補助金が交付されるなら、その助成金も受けたいと言う相談をいただいた。
今は建物の平面図さえあれば、素人の方でも簡易式の耐震診断なら出来る時代。(ネットで探せば見つかります) もっとも古い建物の場合、平面図が無い家も多くて、その図面を起こすのがひと手間掛かるのですが。

で、話は耐震診断の話ではなく、耐震診断をして、倒壊の恐れがあるほど危険だから、この際建て直すか――と、なった時の話(前振り長くてゴメンなさい)

これは小田原市に限っての話ですが、耐震診断を受けた結果、倒壊の危険があり建て直すという流れになった時には、市から既存建物の序客費用として10万円が補助されると言う話。これ知ってる人、少ないのでは?

条件は何も難しくありません。単純に耐震診断を受け、総合評点0.7点未満の危険度の建物であると言う診断結果を貰ったならば、もう10万円は貰ったも同然。既存建物を除却する前の写真を撮り、その後に解体除脚。新しい建物の確認を取り、工事着手。小田原市の場合は、中間検査が義務付けられているので中間検査を受け、合格の検査済み証が貰えたら、その写しと「除却工事費助成金申請書」に必要事項を書き、既存建物の写真や耐震診断結果診断書などを添付して申請すれば、後日、指定口座に振り込まれると言う話。簡単でしょ? 10万円貰えるのって、大きいですよね。

詳しくお知りになりたい方は、下記までお問い合わせ下さい。
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13年05月22日 01時25分08秒
Posted by: tenkoushya
今年もまた、「建築家賠償責任保険」の更新時期がやって来た。
これは建築士さんが入る保険のことで、設計業務のミスで建物に損害が発生した場合、この保険で補償すると言うもの。勿論、補償される内容には細かい決まりが有るが、それでも入っているのと、いないのでは大きな違いがある。それは単純に安心感の問題だろう。

設計図の場合、線一本の有無が重大な問題に繋がる場合もある。
だが大抵の場合、それは大きな問題になる前に正しく対処され、騒動になる事は少ない。なぜなら万が一図面に落ちがあったとしても、設計者本人が気が付くか、工事に入る前の施工図や現場からの質疑で問題点が見付かるからだ。その時点で対応すれば、間違えたまま建物を造ってしまう事は、一般的には考え難い。だがこの世の中に「絶対」は無い。だから保険なのです。

このご時世、「建築家賠償責任保険」に加入していない建築士さんは少ないと思うが、これから家を建てようとする方は、「建賠(建築家賠償責任保険、略して建賠)には入ってますか?」と、訊ねられることも必要かもしれません。

ただし間違わないで欲しいのは、大切な事は保険に入っていることではありません。
万一のときに、施主である依頼者に対しての配慮や思い遣り、考え方だと思います。建築士自身を守る事が、施主や施工者をも守ることに繋がるかもしれないのです。そこを見極められれば良いですね。ちなみに私、勿論、この保険を使った事はありませんので(笑)


天工舎一級建築士事務所
13年05月21日 23時56分42秒
Posted by: tenkoushya
ピラミッドから東京スカイツリーまで、とにかく世界に名立たる名建築を、体を使って表現する、その名も「けんちく体操」。それが本になったそうです。


なんだかとっても斬新だぁー!(笑)
大きな現場では朝の朝礼の際にラジオ体操をするけど、それの代わりに、この「けんちく体操」をするように広めれば良いのに・・・・・・。
けっこう流行るかも?

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13年05月21日 11時23分08秒
Posted by: tenkoushya
南足柄の家は、補強金物の取り付け作業中。
写真は筋交いを柱に固定する取り付け金物。昔はこんな金物なんて無かったけど、時代が変われば考え方も変わり、いろいろな材料や道具が出てきます。
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13年05月21日 11時05分22秒
Posted by: tenkoushya
昨日は古民家鑑定士の試験を受けに、池袋まで行ってきました。
今月16日から試験内容・資格制度の全てが刷新され、その初っ端となる今回の試験は、「難しいかもよ?」と言われていたのですが、その言葉を裏切らない内容でした。

正直言って、少し舐めてました(反省)

それと言うのも前回の講習会終了時の練習問題や、過去問題を解いた際にも、そんなに難しいとは感じていなかったからです。だから内容が変わったといっても、たいしたことは無いと高を括っていたのですが、まぁ~~綺麗サッパリ裏切られました(笑)

引っ掛けに次ぐ引っ掛けの連続で、「試験てこんなに、いやらしかったかなぁ?」と、思わず笑ってしまうぐらいの内容。でも試験て、いつの時代もそんなもんですよね。
二週間後には結果が出るので、暫し反省しています。

試験の合否に問わず、古民家に関しての情報は、これから少しずつ書いて行こうと思っています。

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