ほんにお世話になりました!
投稿日:2010年12月28日火曜日 10時38分34秒
投稿者:天工舎一級建築士事務所 カテゴリー: General
本日で今年の仕事納め。
本当に今年一年、いろいろな事がありました。
辛いことや大変なこと、しんどいことや苦労したことなどと書くと、全部マイナスイメージですが(笑) でも冗談抜きで今年は辛かったです。それでもなんとこ乗り切ることが出来たのは、一重に大勢の方に助けて頂いたからこそだと思います。
そう言う意味で、今年一年に関わった方、あるいは知り合えた皆さん全てに感謝です。
ほんにお世話になりましたの「ほん」は、本当にの意味もありますが、文字通り「本」にお世話になったの意味もあります。
本に関することで今年一番大きな出来事だったのは、なんと言っても早川書房の月刊誌『ミステリマガジン』で、連載を持たせて頂いたことです。連載は7月号からスタートし、今月に発売された2011年02月号で、ようやく8回程になりました。
ミステリの中に描かれる、ほんの小さな建築的な事柄を掘り下げ、ミステリファンにも建築好きにも興味を持ってもらえるようなエッセイを書き始めました。タイトルは「建築視点」と言います。取り上げる作品も新旧織り交ぜ、勿論本格からサスペンスまで幅広いジャンルから選ぶように心掛けています。
いざ連載が始まると思った以上に大変ですが、同時にとても刺激的で新鮮な作業でもあります。連載は1年と言う約束でスタートしているので残すところあと4回となりますが、自分が本に連載ページを持たせていただけるなんて、思っていなかったことなので、これは本当に大きな出来事でした。
それから、ミステリ作家の有栖川有栖さんが監修された、『図説 密室ミステリの迷宮』に、エッセイを書かせていただいたことも、私の中ではトンでもなく大きな出来事でした。
最初に有栖川さんからお電話をいただいたのは、有栖川さんが『闇の喇叭』の何度目かの著者校をされている時だったと記憶しています。話のついでのように、「今度、ちょっとお願いすると思います」と言われたので、 こちらも軽く考えていたのですが、いざその時になってみたら、これがトンでもない話だったのでした。なんせそこに寄稿されている方の顔ぶれが、ハンパ無い!(笑)
こんな方々の中に混ざって書くなんて絶対に無理!・・・・・・と思った頃には時既に遅しだったのですが、たぶんこれから先、二度とこのような事は無いでしょう。そう言う意味でも、この本は私の中では大きい存在でした。今、これを書いているだけでも、冷や汗が流れるぐらいです、いやホントに。
それから建築雑誌でも、面白い企画に参加させていただきました。
それは『建築知識 2010年12月号』の特集企画、「今度こそ、苦手な法規が丸わかり!マンガで分かる![建築基準法]再入門」と言う内容の原作を書かせていただいたことです。
分かりにくい建築基準法を、マンガで理解しようと言う企画も斬新でしたが、それをお堅い事で有名な老舗の『建築知識』で遣ったことも斬新でした。
もともとこの企画は、漫画を読むことで二級建築士試験の受験対策になるような本を作りたいと言う想いが根底にありました。それを限られた紙面の中で、どこまで描いていけるかと言う壁があり、作っている過程では結構大変だったのです。
振り返ってみれば、あれも入れたい、これももっと説明したいと言う箇所が多々ありますが、作っていた過程ではベストだったと思います。個人的には、この企画だけ別の本で遣ったら面白いと思っていますが、(例えばMOOKとかで)それはまた来年の話です。
こうして書いてみると、「なんだその程度?」と思われるかもしれませんが、私の中ではとてつもなくデカイ二冊と一つの連載でした。来年以降、こんなバラエティーに富んだ執筆依頼を頂く事は、もう無いと思います。本当に私にとって貴重で刺激的な仕事でした。関わって下さった全ての皆様に、感謝しております。
それから本繋がりと言えば、まだあります。
今月の19日にお引渡しをさせていただきました、「大黒柱のある家」の監督さんのお名前が、本Dさんと言いますた。こんなとこにも本が繋がっているのですが、実はこの繋がり、まだまだあるのです。
現在設計中の平屋の家のクライアント様のお名前が、M本さん。
来年の3月には図面をUPして、工事の段取りに入る予定の家です。
それから現在計画中の、和モダンテイストの家のクライアント様が、K本さん。
こちらは年明けに計画案を提出する予定のお家です。
どうです? これだけ本の字が繋がると、本に縁があった年だと言えると思いませんか?
振り返ると、私には、「本に縁があり、助けられた一年」、そう感じたのです。
来年はどんな年になるでしょうか。
けして景気が急激に回復することは無いと思いますが、そんな不景気風の中に居ても、けして萎縮することなく前進できるように頑張りたいと思っています。
今年一年、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
天工舎一級建築事務所 安井俊夫 でした。
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
天工舎一級建築事務所
TEL 0465-35-1464
E-mail toshio0223@k-tantei.com
ブログ・ランキングに参加しています。宜しければ応援の一押しを、お願いいたします。
本当に今年一年、いろいろな事がありました。
辛いことや大変なこと、しんどいことや苦労したことなどと書くと、全部マイナスイメージですが(笑) でも冗談抜きで今年は辛かったです。それでもなんとこ乗り切ることが出来たのは、一重に大勢の方に助けて頂いたからこそだと思います。
そう言う意味で、今年一年に関わった方、あるいは知り合えた皆さん全てに感謝です。
ほんにお世話になりましたの「ほん」は、本当にの意味もありますが、文字通り「本」にお世話になったの意味もあります。
本に関することで今年一番大きな出来事だったのは、なんと言っても早川書房の月刊誌『ミステリマガジン』で、連載を持たせて頂いたことです。連載は7月号からスタートし、今月に発売された2011年02月号で、ようやく8回程になりました。
ミステリの中に描かれる、ほんの小さな建築的な事柄を掘り下げ、ミステリファンにも建築好きにも興味を持ってもらえるようなエッセイを書き始めました。タイトルは「建築視点」と言います。取り上げる作品も新旧織り交ぜ、勿論本格からサスペンスまで幅広いジャンルから選ぶように心掛けています。
いざ連載が始まると思った以上に大変ですが、同時にとても刺激的で新鮮な作業でもあります。連載は1年と言う約束でスタートしているので残すところあと4回となりますが、自分が本に連載ページを持たせていただけるなんて、思っていなかったことなので、これは本当に大きな出来事でした。
それから、ミステリ作家の有栖川有栖さんが監修された、『図説 密室ミステリの迷宮』に、エッセイを書かせていただいたことも、私の中ではトンでもなく大きな出来事でした。
最初に有栖川さんからお電話をいただいたのは、有栖川さんが『闇の喇叭』の何度目かの著者校をされている時だったと記憶しています。話のついでのように、「今度、ちょっとお願いすると思います」と言われたので、 こちらも軽く考えていたのですが、いざその時になってみたら、これがトンでもない話だったのでした。なんせそこに寄稿されている方の顔ぶれが、ハンパ無い!(笑)
こんな方々の中に混ざって書くなんて絶対に無理!・・・・・・と思った頃には時既に遅しだったのですが、たぶんこれから先、二度とこのような事は無いでしょう。そう言う意味でも、この本は私の中では大きい存在でした。今、これを書いているだけでも、冷や汗が流れるぐらいです、いやホントに。
それから建築雑誌でも、面白い企画に参加させていただきました。
それは『建築知識 2010年12月号』の特集企画、「今度こそ、苦手な法規が丸わかり!マンガで分かる![建築基準法]再入門」と言う内容の原作を書かせていただいたことです。
分かりにくい建築基準法を、マンガで理解しようと言う企画も斬新でしたが、それをお堅い事で有名な老舗の『建築知識』で遣ったことも斬新でした。
もともとこの企画は、漫画を読むことで二級建築士試験の受験対策になるような本を作りたいと言う想いが根底にありました。それを限られた紙面の中で、どこまで描いていけるかと言う壁があり、作っている過程では結構大変だったのです。
振り返ってみれば、あれも入れたい、これももっと説明したいと言う箇所が多々ありますが、作っていた過程ではベストだったと思います。個人的には、この企画だけ別の本で遣ったら面白いと思っていますが、(例えばMOOKとかで)それはまた来年の話です。
こうして書いてみると、「なんだその程度?」と思われるかもしれませんが、私の中ではとてつもなくデカイ二冊と一つの連載でした。来年以降、こんなバラエティーに富んだ執筆依頼を頂く事は、もう無いと思います。本当に私にとって貴重で刺激的な仕事でした。関わって下さった全ての皆様に、感謝しております。
それから本繋がりと言えば、まだあります。
今月の19日にお引渡しをさせていただきました、「大黒柱のある家」の監督さんのお名前が、本Dさんと言いますた。こんなとこにも本が繋がっているのですが、実はこの繋がり、まだまだあるのです。
現在設計中の平屋の家のクライアント様のお名前が、M本さん。
来年の3月には図面をUPして、工事の段取りに入る予定の家です。
それから現在計画中の、和モダンテイストの家のクライアント様が、K本さん。
こちらは年明けに計画案を提出する予定のお家です。
どうです? これだけ本の字が繋がると、本に縁があった年だと言えると思いませんか?
振り返ると、私には、「本に縁があり、助けられた一年」、そう感じたのです。
来年はどんな年になるでしょうか。
けして景気が急激に回復することは無いと思いますが、そんな不景気風の中に居ても、けして萎縮することなく前進できるように頑張りたいと思っています。
今年一年、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
天工舎一級建築事務所 安井俊夫 でした。
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
天工舎一級建築事務所
TEL 0465-35-1464
E-mail toshio0223@k-tantei.com
ブログ・ランキングに参加しています。宜しければ応援の一押しを、お願いいたします。
- 記事投稿者情報 ≫ 天工舎一級建築士事務所
- この記事へ ≫ お問い合わせ
- この記事のタグ ≫ 建築設計事務所 / 建築士ブログ / 住まい / 天工舎一級建築士事務所 / 小田原市 / 大黒柱 / 執筆
Category: General
Posted by: tenkoushya