大学生の秋内・京也・ひろ子・智佳たち四人は、教授の幼い息子・陽介の突然の死を境に、不協和音を奏で始める。愛犬のリードを、しっかりと手に巻きつけていた陽介は、突如車道に向かって走り出した愛犬に引っ張られ、走ってきたトラックにはねられて死んでしまう。事故と思われていた悲しい出来事だが、四人ともが偶然にもその現場に居合わせていた。小さな疑問を抱いた秋内は、動物生態学に詳しい間宮教授に相談し、心の中に刺さった小さな棘を抜こうともがき始める―。




道尾さんの作品は『向日葵の咲かない夏』以来でした。
むむむ、正直言うと、少し苦手かもしれません。
登場人物たちの心の行ったり来たりが、まどろっこしく感じてしまいました。
まるで月9の恋愛ドラマを見ているようで(笑) そう言えば、今TVで放送されているキムタク主演の「月の恋人」の原作も、道尾さんでしたね。
だからと言う訳では無いのでしょうが、誰かが何かを言いたくて、それがハッキリと言えずに、溜めて溜めて溜めて、ようやく言おうとしたその瞬間に、ウェイターが注文を取りに来て言えずじまいに・・・。

別の人物が重大なことを告白しようと、溜めて溜めて溜めて、さぁ言おうとした瞬間に、携帯電話が鳴り出す。そう言うの苦手なんです、すいません(笑)

一番良かったのは、動物生態学に詳しい間宮教授です。この教授のキャラは良いです。
出来ればこの方を主人公にした、別の作品があればいいのに・・・。
とまぁ、なんやかんやと言ってますが、謎の提示の仕方とストーリーは面白かったです。

それに舞台となっているのは、小田原から程近い平塚。
モデルにした大学は青学か? などと考えながら読んでいました。
ご近所の方は是非(笑)


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