住宅の設計に欠かせない作業の一つに、<照明計画>がある。
HM(ハウスメーカー)や建売住宅には、玄関や廊下・トイレと言った共用部にしか設置されていないことも多いと聞くが、設計事務所で設計する場合には、全て含むのが一般的。
私も勿論、照明計画をする。

個人的には、主張する照明器具は、あまり好きじゃない。だから照明器具を工夫して隠すか、あるいはダウンライトのような、主張しない器具を選ぶようにしている。
これはトイレの照明 ↓
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便器の裏側に、蛍光灯の照明器具を隠している。
こっちは天井の一部に、蛍光灯を隠した某住宅の玄関。
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毎度毎度、こんなふうに工夫できれば良いのだが、予算的に難しい場合も多々ある。
いや、そっちの方が多いぐらいだ。

で、そんなときにはダウンライトを利用することになる。
今はエコの観点から【LED】に注目が集まっているようだが、値段的には、まだまだ高い。
だから家の中全部をLED器具に出来る人は、圧倒的に少ない。
今は、主に使う居間のような部屋だけをLEDにして、それ以外は、先々変えていこうと考える人も多いようだ。 でも、この考え方だって、コスト的には上がる側の考え方。エコにこだわって家を建てている人ならともかく、そうでない人にとっては、<そこ一点がエコでも仕方ない>的なことになる。

その場合、LEDを採用したいと言う考え方は置いといて・・・。
ここはグッと我慢して、ダウンライトをメインにしましょう。

このダウンライト、露出が少なくスッキリしていると言う利点だけではなく、値段的にもリーズナブルな品が多いのです。だからコスト・パフォーマンスを図りたい場合には、実に都合が良いのです。ただしこのダウンライトにも、松・竹・梅の三段階がある。

松は、先のLEDの器具。
価格は高いが寿命が長く、経済的にも大変素敵。

竹は、蛍光管を利用したダウンライト。
今は長い蛍光管をクルクルと丸くした小さな蛍光球があり、その球を利用したダウンライトがこれ。価格は手頃だし、蛍光灯だから、熱の発生も少なく、寿命もそこそこ。勿論、値段もそこそこ。

そして梅クラス。
これは同じダウンライトでも、電球を利用したタイプの物のこと。値段は安価な商品が多く、コストを抑えたいならこれが一番。だから今までにも、けっこう使いました、はい。
ただし欠点もある。球の寿命が短めと言うことは置いといて、この時期辛いのは、なんと言っても「熱」。そう、点けておくと暑いんですよ。
洗面所とかトイレといったエアコンの無い場所で、この時期、付けっ放しにしておくと、ちと辛いのがこのタイプ。

まぁ、そんなこんながあるので、今はダウンライトを使う場合にも、蛍光球を利用したものを選ぶようにしています。なんたって、<チームマイナス6%>に参加してますからね。
いや今は<
チャレンジ25>と改名されました。やっぱり暑いのは嫌ですからね。


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