高気密高断熱の家

朝一で現地調査へ。
計画地西側を望むと、なんと牧歌的な風景なことか。
毎日、こういう景色を眺めて暮らせたら、どんなに穏やかだろう。
・・・・・・いや、人によるか？（笑）


でもこの場所、街からそんなには離れていない。けっこう穴場的な場所だったりして。

で、その足で次へ向かう。
向かった先は15年ほど前に設計させていただいたお家。全てのエアコンを取り替えるというご相談。
外断熱をバッチリした高気密高断熱の家なので、普通の家とはちょっと違う。
だからエアコンの取替えも、ちょっと気を使うという訳。
高気密高断熱の家と言うのは、小さな暖房器具で家全体を暖めることが出来るように造られています。つまり夏は小さなエアコンで、家全体を涼しくする事も出来るという訳。だからこの家、およそ34坪ほどの広さがあるのですが、1階に10畳用程度のエアコンが一台、2階に8畳用程度のエアコンが一台あるだけ。その2台で室内は勿論、玄関や洗面所・トイレの中までも均一の温度に保たれています。

当然、家中の空気がスムーズに動くように、部屋と部屋の間には適当な穴が開いています。建具の上下に設けた隙間だったり、欄間だったりという具合に。裏を返すと気配や音は漏れてしまうという事にもなりますが、そこは家族の事ですから互いに配慮して。

ただ最大の難点は、工事費が高いという事。これが最大のネックかもしれません（笑）
こちらの家は高速道路の直ぐ傍に建っているため、一年中窓が開けられないという問題を抱えていたので、その解決策として「開けない」という対応策を取ったのですが、これがどの地域・どの場所においても間違いの無い選択だとは言い切れないと思いますけどね。

家のあり方は個別解であり、同時に特殊解でもあります。
隣近所と同じ間取りの家が並ぶ町並みもありますが、家族の数だけ生活スタイルがあるのですから、家だけが同じで良いというのは、ちょっと異論があるのですが・・・・・・。まっ、それはそれとして。

少し肌寒いような週末、ビールではなく熱燗！・・・というのは、まだ早いか。
じゃあ、赤ワインでも呑みながら、読書でもしようと思います。

あっ！カニカマ探しに行こー！（笑）
では良い週末を。


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