2010年 2月の記事一覧

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10年02月07日 08時46分49秒
Posted by: truthroad
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今回は「金物」について書いてみたいと思います。

建築にちょっと興味のある方は、
建設中の現場をのぞかれることもあると思います。
一般的な在来工法の現場では、
とにかくあちらこちらに「金物」が付けられていて
見た目にも「強そう!」と感じられるかもしれません。
特殊な接続金物を使用して、これは木造なの?
と思うような構造のものもあります。
木組みの家では、
構造的な金物は最小限の使用というのが基本となります。

「金物」を多く使うのと、ほとんど使用しないもの、
その違いは何なのでしょうか?
それは「建て方」という作業の時にはっきり見えてきます。

骨組みが次第に形になっていく段階で、
「金物」の補強を前提とした一般的な在来工法の建物は、
骨組みだけの状態の時は、
決してがっちりしているという感じはありません。
大げさに言えば、少し横から力を加えると、
骨組みが歪んでしまうような、ちょっと頼りない感じがあります。
しかし、「金物」を装着すると、
たくましい感じに変身するのです。
装着前は、骨である木と木はがっちりという感じではなく、
割合簡単に接合してあるのです。
だから、「金物」でもたせるということです。

一方、木組みの場合は、
「建て方」が進んでいくにつれ、
段々と骨組みがしっかりしていくという変化をします。
縦横の材料が複雑にからみ合って、
互いの動きを束縛する形をとり、自然と段々変形し難くなります。

このようなことから、
一般的な在来工法の建物は「金物」が必要なのです。
強くするために使うと言うより、
必要だから使うのです。
その点、木組みの場合は、
基本的には「金物」はなくても良いように、
木を組む方法や形を考えていくのです。

但し、木を組む接合と金物を使った接合の強度的な比較をすると、
「強さ」は金物を使った方に軍配が上がります。
だから、木組みの構造の場合は、
出来るだけ大きな力が一箇所に集中しな等、
構造的な検討が非常に大切になります。

※こちらの操作ミスで、アイテムを削除してしまいましたので「復刻」しました。
10年02月06日 17時27分27秒
Posted by: truthroad
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本当は下塗り作業から行ってもらい、左官仕事に多少慣れての
仕上げ塗りに入るという流れを考えていましたが、
結果として、下塗りは本職にお願いしたため、
施工当日は、初めの内は当然ですが、なかなか要領も掴めず、
施主ご夫婦は恐々の作業という感じで、
ペースもとてもゆっくり進む感じでした。

施工箇所は、和室と食堂の二部屋でしたので、
二日では終わらないかもしれないという危惧を感じつつも、
材料メーカーの担当者、そして私も加わり、
4人でひたすら作業を進めました。

仕上げ塗りと言っても、「下擦り」という作業をしてからの「仕上げ」ですので、
その「下擦り」の作業を経験することで、
全くの素人だったご夫婦も、段々と「コツ」を掴んでこられ、
一日目の夕方近くには、明日で完了できるという目処が見えてきて、
本当にホッとしました。

二日目は、ご夫婦と私の三人での作業でした。
私も用事で2時間程の作業しか出来ませんでしたが、
何とか無事に、ご夫婦お二人で夕方前には、
作業を終了する事ができました。

その作業の中、
施主の奥さんが、余裕が出てきたこともあって、
ご自分が作業をしながらも、
現場で働いている大工さん、左官屋さん、板金屋さんらの
職人衆の様子も目に入るようになり、
我が家のリフォームの為に、懸命に働いている姿に
本当に感激したとお話をして下さいました。

自分の家の工事とはいえ、
職人さんが働いている様子を傍で見るという機会も
一般的にはあまりないかもしれません。
まして、自分が作業をしながらという特別な状況では。

同じ〈作る〉という波長で、
奥さんは職人衆と共鳴をしたのかもしれません。

施主施工も、単にコスト的なメリットだけではないのです!!
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