現場よもやま話(1)構造面材の釘
監理業務をする中で、重要な事でありながら、
ちょっと注意が不足すると起こりやすいと感じる事柄があります。
今回は「耐力壁の面材」の施工について書かせていただきます。
つい最近もそのような事例に遭遇しました。
どんな面材を使うかも大切ですが、留める釘もとても重要です。
施工会社の現場代理人より「壁の構造面材の施工が完了しましたので、
確認をお願いします」との連絡を頂き、現場に行きました。
施工の状況を見て、何だか「違和感」を感じました。
釘の打ち方、間隔は完璧でしたが、釘の頭が「小さい」のです。
「これ、指定の釘? 指定の釘じゃないんじゃないですか?」と
現場代理人に確認すると、
「いえ、指定の釘だと思いますが・・・」とちょっと心許ない返事。
すぐに「使った釘の箱を持って来い!」と現場の大工の親方に代理人は指示。
その箱を見るまでもなく、それは指定した釘でないことは分かりましたので、
その場で釘を指定の物で打ち直しするよう指示しました。
構造的な部分に使用する釘は太目釘と言って、一般的な釘より
少し太い釘を使います。
長さは同じでも、指定の釘でないと規定の耐力が出ないという
現象が起こります。
これは実物実験でもはっきりしている事です。
釘の管理を大工さん任せにしてしまっていて、
且つ、その大工さんがあまり面材の耐力壁の経験がないと
起こる可能性のある事柄です。
この現場では、現場代理人もそのような知識が不足していたようで、
普段、自社の監理で行っている現場では、
そのまま竣工してしまうという危険性も考えられます。
更に、注意が必要なのは、その釘のめり込みです。
釘の頭が面材の面より中に食い込んでしまう現象です。
今は釘打ちは機械打ちが一般的で、機械での打ち込みでは、
時として、このめり込みが起こりやすい傾向があります。
めり込みにより、やはり規定の耐力が出ない状況となります。
構造的な面材の場合、手打ちが最高ですが、
機械で打ち込み場合は、ある程度まで打ち込んで、
最後は手で打つという配慮が必要です。
ちょっと注意が不足すると起こりやすいと感じる事柄があります。
今回は「耐力壁の面材」の施工について書かせていただきます。
つい最近もそのような事例に遭遇しました。
どんな面材を使うかも大切ですが、留める釘もとても重要です。
施工会社の現場代理人より「壁の構造面材の施工が完了しましたので、
確認をお願いします」との連絡を頂き、現場に行きました。
施工の状況を見て、何だか「違和感」を感じました。
釘の打ち方、間隔は完璧でしたが、釘の頭が「小さい」のです。
「これ、指定の釘? 指定の釘じゃないんじゃないですか?」と
現場代理人に確認すると、
「いえ、指定の釘だと思いますが・・・」とちょっと心許ない返事。
すぐに「使った釘の箱を持って来い!」と現場の大工の親方に代理人は指示。
その箱を見るまでもなく、それは指定した釘でないことは分かりましたので、
その場で釘を指定の物で打ち直しするよう指示しました。
構造的な部分に使用する釘は太目釘と言って、一般的な釘より
少し太い釘を使います。
長さは同じでも、指定の釘でないと規定の耐力が出ないという
現象が起こります。
これは実物実験でもはっきりしている事です。
釘の管理を大工さん任せにしてしまっていて、
且つ、その大工さんがあまり面材の耐力壁の経験がないと
起こる可能性のある事柄です。
この現場では、現場代理人もそのような知識が不足していたようで、
普段、自社の監理で行っている現場では、
そのまま竣工してしまうという危険性も考えられます。
更に、注意が必要なのは、その釘のめり込みです。
釘の頭が面材の面より中に食い込んでしまう現象です。
今は釘打ちは機械打ちが一般的で、機械での打ち込みでは、
時として、このめり込みが起こりやすい傾向があります。
めり込みにより、やはり規定の耐力が出ない状況となります。
構造的な面材の場合、手打ちが最高ですが、
機械で打ち込み場合は、ある程度まで打ち込んで、
最後は手で打つという配慮が必要です。
偽ケイコ wrote:
主流のビス留めは、今度、グリーン材を認めたことで更に抜けやすいんだ
木はスクむもんだ
初期強度の維持は10年出てないんだよ
暇があったらN値で減らしたHD金物のビスを、ドライバーで廻して点検してみてよ
手で回る 構造上重要な 金物に頼るなんて、大工の恥だろ
釘のビッチや径と長さ誰にでも、確認しやすいよ
でもね、打たれた木の収縮までは予測不可でしょ
利きすぎるダブルも面材も、木造には邪魔なんだ
上等な仕事は、優れた設計屋のプランで決まると思うよ。
いくら優秀な建築士でも、施工で覚えたのじゃ基本が違うし。
総二階でもない一階の屋根との納まりは面材じゃ都合がわるい。
耐力は丈夫にするだけじゃ出ないんだよね。
斜でリャンコに打てる 手打ち なら、木の適所を見つけて適当な打ち込みが出来るか・・・今はそんな職人いないんだ
最初にZ釘は機械から違うから、試し打ちさせて圧力チェックしてやれば簡単だよ
こんなのも許可屋の設計屋は、監理出来ないんだぜ
今まで監理者だった息子連中は、げんのう持てないから知らんのよ
そんなののプランは4号は違法でいいんだと覚えてるからさ。
誰の検査では通りましたって、内部告発する職人が如何に多いか・・・木造は 木と気の性質による
だから、設計屋が現場にいても完璧にはならないよ
だったら80点でも堪えうる プラン してやらなきゃ