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また間が空いてしまいましたが、
幼稚園の付属施設を木組みの工法でつくった時のお話の続きです。

施設の工事がスタートして、
製材所で自然乾燥をしていて出番を待っていた大梁も
大工さんの作業場に入り、
いよいよ「加工」の段階に入ります。

大梁は「現し」となりますので、
大工さんが丁寧に鉋をかけます。

シュー、シューと、本当に良い「音」がします。
何回も、何回も、
それは途方も無く繰り返されます。

その作業を見ているうちに、
大工さんの「魂」が、その梁に宿るような心持ちになってきます。

そして、木の「香り」も漂います。

そんな作業を経て、
「梁材」は、はっきりとした「骨組み」の
一つの「ピース」として、その形を整えていきます。